距離に挑戦!実際に42.195キロを目指して走る

体験する事って、とてもいいことだと思うんです。以前にも書いていますが、心と体に覚えさせることは、何かを達成させる為にとても重要だと思います
。例えば、私は自転車に乗れるのですが、これは子供の頃に何度もコケながら体得したものです。あれから、数十年経って、ほとんど自転車に乗ることはありませんが、今突然、自転車に乗る事になっても、ためらうことなく乗れると思います。これを読んでくださっている方も、きっと同じ考えではないでしょうか。

ここに、自転車の運転方法のマニュアルがあったとして、一度も自転車に乗る事無く、マニュアルを読破した人が、自転車を運転出来ると思いますか?答えは、「NO」だと思います。これは、自転車の運転を体験していないから、乗れないのです。自転車の運転のみならず、マラソンにおいても、同じことが言えます。人は、体で経験したことは、忘れないものです。この考えを利用して、実際に42.195キロを走って、体感するのが大切なのです。

実際に42.195キロを走るにあたって、注意しておくことがあります。時間に余裕のある時に実施し、翌日はお休みの方がベストだと思います。未知の距離を走ることで、体にかなりの負荷をかけますから、翌日に過密スケジュールを入れることの無いようにしましょう。

次にどこで走るかです。私の場合は、距離を測るのを出来るだけ簡単にしたかったので、国道1号線を走りました。国道1号線は東京から大阪を結ぶ道路です。自分の居住区辺りの道路では、歩道も十分に確保されていたので、車どおりは多かったのですが、走りやすいと判断したためです。そして、距離の計測ですが、国道1号には1キロごとに、距離を示す看板があります。上りであれば、「東京まであと○キロ」、下りであれば「大阪まであと○キロ」と掲示されています。そのおかげで、スタート地点の距離を覚えておくだけで簡単に距離の把握ができ、走っている最中も、どれだけ走ったかの確認がすぐ出来るので、国道1号線はとても走りやすかったです。

運動競技場のトラックを利用して、走る方法もあります。一般道の距離の測りにくさに比べると、一周400メートルなので分かりやすく、105週半すれば完走となります。距離は掴みやすいのですが、景色などが単調になるので、その単調さを乗り越えて、走り続けることが出来るかがポイントですね。

時間を気にせず走るので、スタートは出来るだけ早朝が良いと思います。スタートが遅いと、日暮れになることもありますので、余裕を持って初めてください。また、途中で疲れたり、異変を感じたらやめましょう。走り切れていなくても、20キロ走れていれば成功です。フルマラソンの半分の距離を走れたのですから、あと半分走ればゴールできます。距離の感覚は、体が覚えてくれました。大切なのは、未知の距離を体験した事です。目標に届かなくても、自分の走れた距離を承認しましょう。ヤル気になったら、もう一度チャレンジすればいいのですから。