マラソンに役立つ食べ物ってなんだろう?効率のいい食事とは

フルマラソンを完走したければ、食べ物を意識する必要があります。10キロラン、ハーフマラソン程度のランニングであれば、食べ物の管理なしでも、力技で何とか走り切る事が出来るかもしれませんが、フルマラソンは決して甘いものではありません。食事を制するものが、フルマラソンを制すると言っても過言ではないです。

前日までは、バランスよく食べる事で、体作りをしておくことが良いと思いますが、一番大切なのは、マラソン当日の食事内様、食事時間、レース中の補食タイミングが重要となります。

一つ目は、炭水化物(糖質)です。米、パン、うどんなどになります。人が運動する時に必要なエネルギーで、車でいうガソリンの役割になります。これらを体内で利用するためには、消化吸収してからでないと、利用できません。なので、食事の時間を気を付けましょう。大体3時間前に食べるのが一つの目安となります。二つ目はチョコレートです。脂質、糖質、たんぱく質とバランスよく含まれているので、レース直前や、レース中の補食に便利です。三つ目はバナナです。これもチョコレートと同じく、脂質、糖質、たんぱく質の他に、多くのビタミンを含んでいて、消化吸収も早いので、とても重宝します。

取り方のポイントは、完走タイムによって変わります。実業団などで活躍する選手は三時間以内で完走するので、補食の必要がないと考えます。日々のトレーニングによって、持久力やそれを維持するスタミナなどを既に有しているので、出走三時間程度前に、炭水化物を摂取しておけば良いのです。

私たちの様に、完走を目標にしている長期戦ランナーこそが、補食する必要があるのです。途中でスタミナ切れにならない為に、必ずチョコレートなどを持って走りましょう。出走三時間前に炭水化物を摂取します。出走30分前あたりで、バナナを食べます。レース中盤あたりで、チョコレートを食べます。その他のタイミングでも、空腹を感じたら、バナナやチョコレートを食べてもOKです。

走っている途中で、食べるなんて、胸ぶくれして無理そうに感じると思いますが、フルマラソンでは、お腹が空くので食べれるのです!私の場合、5時間30分で完走したのですが、5時間30分と言えば、日常生活の食事の間隔と同じぐらいです。例えば、朝7時に朝食して昼12時30分に昼食をとるタイミングと同じなのです。何も食べず走るという事は、走り続けた体はエネルギーを使い果たして、途中で燃料切れになり、完走できなくなります。

体が燃料切れになる事は、普段の生活ではまずありません。私は、以前に100キロウォーキングに参加したことが有ります。制限時間24時間で歩き続けました。そこで経験したのが、体の糖質が完全になくなると、足が上がらなくなるのです。気持ちは元気で、急いでいるのですが、足が進まないのです。そこで、炭水化物を食べると、嘘のように足が軽くなり、また歩き出せました。体の限界と言うものが、どのような状態かを体感した一日でした。

余裕のある休日などに、少し空腹で走ってみて下さい。その後、チョコレートなどを食べて走り比べてみて下さい。足取りが違う事に気付くと思います。マラソンでは、上手に栄養補給出来る事が、完走への近道だと思います。特にレース中の食べ物は、自分で持って走る訳ですから、普段から食べなれている物で、かさばらず、栄養価の高い物を選ぶのが良いと思います。CMでもなじみのある、ナッツが入ったチョコレートバーなどは、糖質、脂質が取りやすいので、おすすめします。さあ、お気に入りのお菓子を持って走りましょう。