時間に挑戦!5時間で行けるとこまで、走ってみる

距離の挑戦と並んで、体験してほしいのが、時間に挑戦すべく、長時間走り続けることです。

さて、42.195キロ走る事と、5時間走り続ける事を分けて説明しましたが、この通り実践すると、なんと!?2度も練習でフルマラソンを体験する事になります。それは、さすがに辛いですよね。この場合、やりやすい方を選んで、どちらかを実践すれば良いですよ。初心者でも上手く走れる人は、5時間で42.195キロを走り、見事2つのお題をクリアする人もいるはずです。人により、走る速度が違いますから、時間と距離を分けたトレーニングの方が、効果的だと思ったので分けてみました。
 
走行時間を5時間としたのは、早くゴールする人と、遅くゴールする人の中間点を選びました。おおよそ、5時間走り続けれれば、ゴール出来るだろうというラインです。この練習でのポイントは、走り続ける5時間ってどんな感覚なのかを、体験する事です。走る場所は、一般道でもグランドでも好きな所で構いません。5時間でどれだけの距離を走れるかが知りたいので、グランドや、ランニングコースのある公園を利用すると、距離を把握しやすいので良いと思います。

5時間に挑戦中は、どんなペースでも良いので、基本的に走り続けてほしいのです。疲れた場合は歩いても構いませんが、止まって休憩をしないでください。ただし、トイレ休憩はOKです。給水、栄養補給も止まらずに取ります。この様にずっと動き続ける事で、本番と同じ体験ができます。5時間走り続けた時の疲労感の出かたや、足の上がり具合なども、覚えておきましょう。また、途中でお腹が減ってくるはずですので、どの様なものが補給しやすいか、補給する前後でどれぐらい運動能力が変わるかを意識して摂取しましょう。走りながら食べる事で、気分が悪くなるのではと、抵抗のある人もいると思いますが、実際に食べてみると、いつも以上においしく感じ、改めて補給の必要性が分かると思います。また、補給のタイミングも掴めると思います。

距離と同様ですが、決して無理はしないでください。出来るだけ止まらない事を目標にしていますが、無理なら止まってください。走りは無理だけど、歩くことなら継続出来ると言うのであれば、全て歩いても良いので、5時間を体感してみましょう。

普段、意識せずぼんやり過ごす5時間と、走り続けることを意識して過ごす5時間の違いを感じて下さい。結果は、走ったか走って無いかの違いだけです。目に見える大きな変化はありません。最近、ただ一つ事を一生懸命にやり続けたことはありましたか?子供の頃、学生の頃には、がむしゃらに何かに取り組んだことがあったはずですが、大人になるとがむしゃらに取り組む機会も、時間も与えられなくなり、本当に大人しくなっていくものですね。

5時間で行けるところまで、走ってみましょう。久しぶりにがむしゃらに走って、どんな気分でしょうか。充実感や満足感でいっぱいであれば、それは走り切った証明です。