どこのフルマラソン大会に出場するか吟味しよう

これまで、地道にフルマラソン完走に向けて努力してきました。もうそろそろ、フルマラソンを体験してもいいかと思います。どこで参加するかを、考えていきましょう。10キロランニング大会同様に、インターネットで大会を検索できます。初心者の場合、やはり近隣での大会が、事前準備などを考えると、参加しやすいと思います。

ここで注意したい点は、制限時間です。10キロやハーフマラソンに比べて、関門が多いので、各関門の制限時間が、自分の走りでは明らかにクリア出来ないという大会は、避けるべきです。大きな道路を封鎖して開催している場合は、その後の道路解放が迫っているので、関門の制限時間がとても早い場合あるのです。国内では、車道も歩道も幅員が狭く、迂回道路も少ないので、マラソンの為に長い時間道路を封鎖できない為、関門の制限時間が、厳しくなっています。

私の場合は、初海外旅行で、初マラソンを体験しました。場所は、オーストラリアのゴールドコーストです。出場するマラソン大会を探していた時に、たまたま友達が、海外マラソンツアーに参加する直前だったので、思い切って便乗したのです。海外であること。費用がかかる事。長期休暇を取る事。と、たかがフルマラソンの為に、いくつもの犠牲を払うことに、抵抗はありましたが、それでも参加を決めたのは、「ゴールドコーストなら完走できる!」という言葉でした。

その理由は、制限時間にありました。ゴールドコーストの制限時間は6時間30分で、関門の制限時間はありません。制限時間を超えると、完走と認められませんが、走る意志さえあれば、歩道を走らせてくれます。ちなみに国内の大会では、制限時間は5時間30分~7時間程度で、複数の関門にも時間制限があり、関門の制限時間に間に合わなあった場合は、その場でリタイアとなり、強制終了させられます。

自分の実力では、国内の制限時間をクリアして、走り切る自信は全くありませんでしたが、ゴールドコーストなら可能性があると思い、無謀とは思いつつ参加しました。結果、5時間30分でゴール出来ました。車道も、歩道もとても広く、道もほとんど平坦だったことと、関門の制限時間が無かったことで、自分のペースで走る事が出来たからだと思います。

国内より海外の大会の方が、初心者向きの制限時間が多いように感じます。欲張りかもしれませんが、初回で完走も感動も手に入れたければ、海外の大会を候補にするのも良いと思います。とはいえ、海外ですので、思い立ったからと言って、毎回行けるものではありませんし、海外だけを推奨しているのではありません。国内でも、大会によって制限時間にかなりの差があります。関門の制限時間が緩いところもあります。山岳部、平野部によっても走りやすさが違いますので、その様な違いも比較しつつ、自分の参加したい大会を見つけましょう。自分の実力で、ギリギリ完走出来るかもと思える大会を選ぶことが、完走の秘訣になります。

さあ、どこではしりましょうか?